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1988年生まれ。福岡出身のメガネが書く雑多ブログ

【スタンフォード監獄実験から学ぶ人間の闇】ルシファー・エフェクト~普通の人が悪魔に変わるとき~【レビュー】

こんにちは。

読書大好き人間のイマムラアユムです。

 

2年ほど前に購入して読んだ本なのですが、ふいに存在を思いだしたので今回紹介しようと思います。

書評というよりほんとに「紹介」です。


紹介する本は「ルシファー・エフェクト ふつうの人が悪魔に変わるとき」という本。

 

 

ちなみにこの本の存在を思い出したのは、

なかのひとよ(@Hitoyo_Nakano)さんの展示会

「ブラックボックス展」のネタバレ感想ツイートを見たとき。

 







それでは次章から本の内容をサクッと紹介していきます。

 

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重要なのは「ふつうの人」が悪魔に変わるとき

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「ルシファー・エフェクト」とはどういう本かというと、

端的に言えば「人間がどういう時に反社会的な行動(人を貶める行為・犯罪)を起こしやすくなるのか」

ということを具体的な戦争の実話や様々な実験結果を基に書かれている本。


重要なのは、サイコパスのような最初から反社会的な要素を内部に潜ませていた人間ではなくて、

ごく普通の、自宅の近所の住人のような人が反社会的な行動を起こす経緯に的が当てられていること。

 

そう、まさしく「ふつうの人が悪魔に変わるとき」にズームインしている本なのです。

 

スタンフォード監獄実験について

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 1971年にアメリカのスタンフォード大学にて模擬刑務所が作られました。


 一般市民を選出し、囚人と看守の役割をそれぞれ割り振って、

模擬刑務所で2週間、囚人と看守の役割を演じてもらい、

役割を振られた人間の心理状況を研究する実験。


簡単に説明するとそれがスタンフォード監獄実験の概要です。


この実験、当初は2週間の予定だったのですが、実際は1週間で中止されました。

看守役の囚人いじりがヒートアップしてきたんですよ。


時が経つにつれ看守役は「役」ではなく本当の看守のようにふるまい始め、

それにともない囚人役も人権を踏みにじるような看守役の命令に従い・時には逆らうようになりました。


そして模擬刑務所のシステムを作り監視していた、

この本の著者であるフィリップ・ジンバルドー教授でさえも、

模擬刑務所の空気に取り込まれていたのです。


部外者によって実験の異常な状況を指摘されたジンバルドー教授はやっと目を覚まし

、1週間で実験を取りやめにしました。

この実験の結果について、著書にジンバルドー教授はこう書いています。

この実験には、ごくふつうの正常で健康な若い男性が、状況に由来する社会的な力にどれほど脆いか、あるいは誘惑されてしまうかが明確に表われていた。
私も含め、この環境の内部に踏み入れた多くの大人や専門家も例外ではなかった。
従来、“善と悪のあいだには越えられない境界線がある”と考えられてきたが、実際には容易に行き来できてしまうことが証明されたわけだ。



実験から得た教訓

スタンフォード監獄実験が残した最大の教訓を一言で言えば、「状況こそが重要である」となる。
社会的な状況は、個人、集団、国家のリーダーの行動や精神機能に、想像以上に強い影響を与えうる。


その人間を取り巻く状況(システム)こそが重要であるということ。


「自分を変えたければまず環境を変えろ」と発信しているプロブロガーさんがいらっしゃいますが、的を得ている意見のようですね。


人間のほとんどは自分の今過ごしている環境に影響され適応してしまうんですね。

 

匿名・役割・システム

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私なりに本の内容をまとめますと、

普通の人間が反社会的な行動を取ってしまうときに関わってくる重要なことが3つあります。


・匿名性が高いこと

・権威者と非権威者に分かれていること

・その世界ですべてが完結してしまうシステムが構築されていること

 

この3つです。


人間は自分自身の匿名性が高いと(誰かに「自分」だと気づかれることのない状況)反社会的行動を起こしやすい。


逆に相手側の匿名性が高くても(知らない他人・名前じゃなく番号で呼ぶ・集団を同じ服装で統一・顔を隠す)、

その相手を自分と同じ人間(仲間)だと思いにくくなり、

相手に対しての反社会的な行動を起こしやすくなります。


個人的な思いやりを入れず平等に扱うときにも、

わざと匿名性を高くすることもあります(病院の医師と患者・刑務所の看守と囚人の関係がわかりやすい例)

匿名性が高い状況で、かつどちらかが権威を持っており、その世界が外の世界と通じていない閉鎖的な世界、または人間関係であった場合…


やばいですね。

人間の中の「悪」をウェイクアップしてしまいます。


そういう状況に立ち会ってしまっても悪に染まらないようにするには…

というアドバイスも本の最後に書いてあります。

 

 

一度読んでみて欲しい必読の書

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私がルシファー・エフェクトを読んだのは2015年の秋。

この本が発売されたのが2015年の夏なのですが、

もっと何年も早くこの本が和訳で出版されていたら…と悔やんでいます。


自分自身もスタンフォード監獄実験に似たような状況に陥っていた時期があったんですよ。

2012年秋から~2013年春までのことです。

今さらながら思うと、正直、相手(権威者)がサイコパスだったように思います。

もしくはそれに近い人間でした。


でもそれに気づけなかった。

心理操作をされていました。

その時期にこの本に出会っていれば…

もっとサイコパスについての知識を得ていれば…

人間の悪について知っていれば…


当時の自分を自分で救えたのではないかと悔やんでいます。


みなさんには私みたいな後悔をしてほしくない。

なのでぜひ、一度ルシファー・エフェクトを読んでみてください。


一家に一冊おすすめしたいくらいの本です。

悪とは何かを知らずして、悪をただすことはできない 

 

 

 

 

 

 

以上!

「ルシファー・エフェクト ふつうの人が悪魔に変わるとき」の紹介でした!!

ではまた次回~


  ※記事内の引用は全て「ルシファー・エフェクト」からの引用です。

 

 

 

 

 

 

 

記事を書いている人

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イマムラアユム@ImamuraAyumu

福岡県出身の1988年生まれ。2012年に働き過ぎて難病(膠原病)発症したやつ。自分の身の回りのことをネタに、楽しく雑多にブログ更新してます。

 

  

 

 

 

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